読み物よりも、シナリオ採録が値打ちの三分冊。
ベストテン作品のおおかたはここにある。
採録作はグラビアページつき。
モノクロなのは残念だが、作品自体がフルカラーでない名作もあることだし。
背表紙なんかは焼けて破れたところもあるけれど、お宝本のコレクションだ。
当時の映画ファン誌は『映画の友』と『スクリーン』とが二分していた。
こちらの特集号のほうは五冊もあるせいか、あまり有難みはなかった。
内容的にも、これはという特徴はない。
大藪春彦の読み物「西部劇時代の銃器」くらいなものか。