スタンリー・キューブリック 『スパルタカス』
1961年
以下の日付けは必ずしも正確にあらず。
だいたいの年号であって、月日までは再現できない。
封切り日から逆算したものの、京都の場合、ロードショー公開が東京大阪よりも遅れるし、その遅れ方もまちまちなので、見当はかなり大まかだ。
ハリウッド史劇路線は当然のことながら、当時のアメリカ政治のポジであったりネガであったりするが、 奴隷叛乱をあつかった『スパルタカス』は、例外的に左翼ポピュリズム史観を発信していた。
もちろんそうした理屈がいちいち頭にはいったはずもなく、まだ「カブリック」と表記されていたキュブさまのお手並みのほども、超大作のなかに監督の個性を見分ける眼力がそなわっていたわけもなく、ただ3時間半を愉しんだだけ。