
 セシル・B・デミル 『十戒』 
 1962年   これは数年前公開のリバイバル。
 あらためて思い出すと、これほど露骨にアメリカの中東政策を反映したプロパガンダ映画は他に見当たらないのだが、当時そこまでの鑑賞力があったはずもなく。 
 歴史スペクタクルにおけるアメリカ優位を五感のすみずみにまですりこまれていく歳月であった。 
リチャード・フライシャー『バラバ』
 1962年 
 史劇ブームの勢いで。
 時には、変わり種と遭遇する機会もあった。 
 イエスの身代わりに放免された男の物語。アンソニー・クインならではの役というべきか。
パンフに南街劇場とあるのは、大阪の一番館からパンフもお下がりになってきたんだろう。





