ハワード・ホークス 『ハタリ!』 1962年
ホークス一家とジョン・ウェインのチームによる西部劇アフリカ狩猟版。
今回のファミリーには、イタリア、ドイツ、フランスからの参入があって「国際色」豊か。
変型西部劇としての「未開大陸」ハンティング映画の傑作だ。
ジョン・ヒューストンの悪名高き『アフリカの女王』とどうしても比較したくなるのだが、こちらのほうがずっと作品を撮ることの職人に徹している。
作家としてのキャパシティの大きさとは自ずと別の話だけれど。
脚本はホークス一家のリー・ブラケット。
ブラケットの写真はこのパンフレット以外ではたぶん見たことがない。間違いなく女性である。
ブラケットによるハードボイルド小説は、後に一冊、翻訳された。
シナリオに関する面白い話は、ホークス関連の書物にいろいろあった。