日付のない映画日誌パラパラ
2016-10-09
ロマンポルノが神話だった頃 ピンク映画の暗さは、性的失業者の怨念の暝さであったと同時に、低予算フィルムゆえの照明技術の不備でもあった。 ロマンポルノは、その「貧困性」を突き破った。 裸電球の光量から自然の採光へ。ロマンポルノに「革命」があったとすれば、照明の差異が第一のものだった。 というのは、後智慧にすぎず。 驚きに満ちた作品群を体験する他なかったのだ。
神代辰巳『一条さゆり・濡れた欲情』村川透『白い指の戯れ』
カテゴリー 日付のない映画日誌1970s
ピンク 予算 電球 映画 失業 フィルム 照明
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