


ロマンポルノが神話だった頃
ピンク映画の暗さは、性的失業者の怨念の暝さであったと同時に、低予算フィルムゆえの照明技術の不備でもあった。
ロマンポルノは、その「貧困性」を突き破った。
裸電球の光量から自然の採光へ。ロマンポルノに「革命」があったとすれば、照明の差異が第一のものだった。
というのは、後智慧にすぎず。
驚きに満ちた作品群を体験する他なかったのだ。
神代辰巳『一条さゆり・濡れた欲情』
村川透『白い指の戯れ』

日付のない映画日誌パラパラ
2016-10-09



ロマンポルノが神話だった頃
ピンク映画の暗さは、性的失業者の怨念の暝さであったと同時に、低予算フィルムゆえの照明技術の不備でもあった。
ロマンポルノは、その「貧困性」を突き破った。
裸電球の光量から自然の採光へ。ロマンポルノに「革命」があったとすれば、照明の差異が第一のものだった。
というのは、後智慧にすぎず。
驚きに満ちた作品群を体験する他なかったのだ。
神代辰巳『一条さゆり・濡れた欲情』
村川透『白い指の戯れ』

© 2025 メモリアス
テーマの著者 Anders Norén